鮫川村に嫁いでリケジョから酪農家へ

更新日:2024年01月17日

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山口県宇部市の化学会社で塗料の分析をする理系女子から、結婚して鮫川村の酪農家に転身した清水奈々さんにお話を伺いました。

清水奈々さんプロフィール

1988年山口県生まれ。高校までを山口県宇部市で過ごし、神奈川県の大学へ進学して獣医学部を専攻。卒業後は地元の山口県で化学会社に勤務。2014年、結婚を機に旦那さまの地元である鮫川村へ移住。ジャージー牛を飼育しながら、牛乳や乳製品を加工、販売する「ファームつばさ」をご夫婦で営む。

 

今日は宜しくお願い致します。まず、はじめに自己紹介をお願いします。

清水奈々です。夫の地元である鮫川村に移住して、夫と、3歳の長女と1歳の長男と、夫の両親と暮らしています。「ファームつばさ」では、約35頭のジャージー牛を育てています。牛乳やバター、ソフトクリームの販売と、牧場の工房で自家製チーズを作っています。

旦那さまの地元へ移住して夫婦二人三脚で牧場を経営

Q.鮫川村に移住したきっかけを教えてください

A. 大学時代からの友人だった夫との結婚を機に移住しました。お付き合いを始めた頃、わたしは地元の山口県で会社勤めをしていたので、遠距離恋愛でした。彼はすでに地元に戻って牧場を始めていて牛のお世話があるので、わたしが鮫川村に通っていました。山口にいた頃は塗料を製造する部門で塗料の性能評価をするお仕事でしたが、結婚したら一緒に牧場をやるという覚悟もできていたので、迷いなく鮫川村に移住しました。

Q. 移住してから何か気持ちの変化はありますか

A. 移住する前に、大学で仲良しだったグループで鮫川村にバーベキューに来たこともありますし、遠距離恋愛中も何度か足を運んでいました。どんな村なのかをある程度知っていたので、ギャップはそこまで感じませんでした。ただ、夫とファームで働いていると、ひょっとして家族か、牛や犬や猫など動物としか話していないかも!?という日も多かったです。移住してすぐは、コミュニティに入っていく機会がないと悩んでいました。エゴマの加工品を製造・販売する「特産さめがわ合同会社」で、おじいちゃんやおばあちゃんに混ざり働きだしてからは、世代を超えた地域の知り合いも増えて、鮫川村に馴染めたなぁと感じられるようになりました。

 

鮫川村といえばジャージー牛と言われるファームを目指して

ファームつばさを営む夫の清水大翼さんと

Q. 「ファームつばさ」はどんな牧場ですか

A.ファームつばさ」は2012年に夫がふるさとの鮫川村に戻り、山を切り拓いて作った牧場です。初めは夫の父が運営していた若者の自立支援をするNPOの一部でしたが、2017年に認定農業者として再スタートを切りました。酪農というとホルスタインが一般的ですが、「ファームつばさ」では、栄養満点でミルクの味わいが濃厚なジャージー牛だけを飼育しています。

※「ファームつばさ」については文末でご紹介

Q. 酪農女子としての暮らしはどうですか

獣医学部の大学を卒業していましたが、牛の飼育については2週間の実習で経験した程度。酪農は村に来てから現場で学んでいったという感じです。酪農家は乳搾りと牛のお世話で一日が終わるものと思っていました。経理や行政に出す書類作成などの事務が多いのは意外でした。特に子どもが生まれてからは、牧場の仕事は夫がメインで、わたしは商品の配達やデスクワークがメインになっています。夫婦で大切に育てた牛たちの牛乳や加工品を、おいしいと言ってもらえると嬉しいですね。

ジャージー牛乳を使用したクラフトバター(左)とミルクバーtitibar(右)

清水さんのある日のふくしまぐらし。

旦那さまの牧場経営を支えながら、二児の子育てをがんばる清水さんのお仕事の日と休日をグラフにしました。


清水さんに、「わたしのふくしまぐらし。ベスト3」と題し、ふくしまぐらし。のお気に入りベスト3を伺いました。

清水さんが「いいな」と感じている≪ふくしまぐらし。≫ベスト 3

1.  おいしい

ご近所さんや仲間の農家さんから季節のおいしい野菜や果物、海の幸などを物々交換でいただけるんですよ。季節の野菜はスーパーで買わない暮らしになりました!

2.  面白い仲間たち

勉強会や研修に参加して、ユニークな生産者さんとの繋がりがたくさんできました。村内でも地域の魅力を発信するチーム「さめがわPRIDE」を2023年の秋に結成し、「ファームつばさ」もその一員として鮫川村を全国にアピールしたいと思っています!


3. 世話焼き上手

人づてに「ファームつばさ」の乳製品を知っていただくことがほとんどです。 福島県の人たちは面倒見がいいので、頼んでいなくても仲間が営業をしてくれています。うちのジャージー牛乳を使った「ミルク味噌ラーメン」を古殿町の飲食店で出してもらったり、地元の洋菓子店で仕入れてもらったりと、紹介で販売先が決まることが多いですね。

 

Q.鮫川村で暮らしてみたいなという方へメッセージ

A. 鮫川村は最寄りのコンビニまで車で30分かかる山間地域です。買い物は配達のついでにすることが多いですね。便利ではないけれど、さほど不便を感じたことはありません。自然に囲まれているので、子どもたちは周りを気にせず大きな声ではしゃぎながら水遊びや土遊びなどをして、思いっきり外をかけまわっています。

冬は30cmくらいの積雪が2〜3度あるくらいです。どちらかというと道路が凍って、アイスバーンになることが多いので車の運転は注意が必要ですね。

移住したての頃は、積極的に地域の人の中に飛び込んでいくと自分を覚えてもらえると思います。そのおかげで、その後の暮らしで手助けや応援をしてもらえる関係が築けたと思います。

清水さんが鮫川村でおすすめするスポットは?

最後に、清水さんにおすすめスポットを聞いてみると、鮫川村の自然が感じられるパワースポットを紹介してくれました。

「天狗橋は、天狗が巨石を割ってかけたという言い伝えがある自然の石橋です。秋は紅葉がキレイですし、新緑の季節は緑が豊かで、清流が流れていてマイナスイオンをたっぷり浴びて癒されます。鮫川村のパワースポットといえばココ!もう少し子どもが大きくなったら、親子で散策に来たいと思っています。」

天狗橋(てんぐばし)
鮫川村大字赤坂東野字蕨ノ草地内
https://www.vill.samegawa.fukushima.jp/page/page000112.html

ファームつばさ

福島県東白川郡鮫川村赤坂東野葉貫22-2

TEL:0247-57-5958

Instagram:http://https://www.instagram.com/farmtsubasa/

牛の人工授精師の資格を持っているけれど、牧場で活かせていないので、実践で技術を学んだり、重機の資格をとって安全に業務できるように酪農家としてスキルアップするのが目標と話す清水さん。週末は牧場が遊び場となって、親子で牛に餌やりをして楽しんでいるそうです。

ということで、今回は鮫川村へ移住された清水さんに移住とその後の暮らしについて、お話を伺いました。今後も県内各地の様々な移住者の方にお話を伺っていきますので、お楽しみに。

福島県への移住を検討されている方へ、少しでも参考になれば幸いです。

この記事に関するお問い合わせ先

福島県ふくしまぐらし推進課

住所:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
電話番号:024-521-8023
ファックス番号:024-521-7912

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