子育て中の人、子育てを応援する地域の人とのつながりをつくる

シリーズで、移住後の生活をサポートする団体を紹介しています。

今回は双葉郡(広野町・楢葉町・富岡町・川内村・大熊町・双葉町・浪江町・葛尾村の6町2村)で活動する、いわき・双葉の子育て応援コミュニティcotohana(コトハナ)の小林奈保子さんにお話を伺いました。

INDEX

いわき・双葉の子育て応援コミュニティcotohana

【Q1】いわき・双葉の子育て応援コミュニティcotohanaの紹介をお願いします。

cotohanaは子育てを応援する地域コミュニティをつくることを目的とし、2019年に活動を始めました。双葉郡にて子育て中の家族、子育て支援に関わる地域の方・関係機関等と連携しながら、そのネットワークを活かして情報発信・事業企画を行っています。

  

メンバーは4人。出身は双葉郡、県内、県外とそれぞれですが、現在は全員が双葉郡近辺で子育てをしているママ達です。活動をはじめた当初はいわき市に避難している双葉郡の人も多く、いわき市で親子サロンを開いていました。そのため、団体名にいわきと双葉の両方の地名を入れました。その後、避難解除が進み、活動拠点を双葉郡に移しました。

 

活動内容は、サロン等のイベントの企画、情報誌やWebメディアでの子育て関連情報の発信、こども食堂などの子どもの居場所づくり支援、双葉郡の子育てに関する調査、地域コーディネートなど多岐にわたっています。活動を通じて、子育てをしている人たち同士がつながることはもちろん、地域の方々も含め応援し合えるようなつながりを築くことを大切にしています。

富岡町にて地域の方と大学生の協力を得てコンクリート塀に絵を描く「とみおかお絵描き大作戦」を実施。町内外から子どもたちの参加がありました
富岡町にて地域の方と大学生の協力を得てコンクリート塀に絵を描く「とみおかお絵描き大作戦」を実施。町内外から子どもたちの参加がありました

【Q2】定住支援の活動内容について教えてください。

双葉郡は地域全体として、原発事故の影響で一時避難し戻ってきた地元の方や、移住されてきた方が多いです。ゼロからのコミュニティづくりが必要な地域もまだ残っており、子育てをきっかけに地域とつながってほしいという思いから以下の活動をしています。

  

サロン等イベントの企画

 

双葉郡内各地で「ままカフェ」を開催しています。2025年は不定期で6回開催する予定です。子どもの年齢にかかわらず、子育て中のパパやママはもちろん、おじいちゃんおばあちゃんも参加可能です。お子さんは見守りスタッフと一緒に遊んで過ごせます。これまでアロマスプレーづくりやポニーとの触れ合い、防災について学ぶなどのワークショップを企画しました。

ままカフェでの和やかな様子
ままカフェでの和やかな様子

他にも、地域の方たちと交流できるビーチクリーンなどの地域活動や、七五三詣りを双葉郡内の神社でできるように衣装レンタルから着付け、ヘアメイク、写真撮影までトータルコーディネートする「ふたばで七五三お祝いプラン」など、様々な事業やイベントを企画しています。

 

移住されてきた方には、このようなイベントを入口にして地域とのつながりを作ってもらえれば嬉しいです。

 

なお、イベント情報は子育て応援情報誌に掲載したり、各自治体の役場窓口にチラシを置かせてもらったりしています。またInstagramFacebook公式LINEでも情報発信しています。

ポニーと触れ合うホースセラピーではブラッシングやエサやりを体験
ポニーと触れ合うホースセラピーではブラッシングやエサやりを体験

子育て応援情報誌「コトハナ」の発行

 

双葉郡内の子育てに関する情報を集めた情報誌「コトハナ」を、年に2回制作しています。双葉郡内の子育て支援団体やこども食堂などの取材記事、イベントの紹介、子育てナビ(保育施設、医療施設、遊び場、ファミリーサポート事業などのリスト)などを掲載しています。

 

現在は双葉郡内全域で、未就学のお子さんがいる家庭に保育施設等を通じて全戸配布してもらったり、赤ちゃん訪問や健診の時に渡してもらったり、各自治体の役場窓口に置かせてもらっています。おでかけの際にカバンにも入れられるA5サイズなので、ぜひ手元に置いて活用してもらえればと思います。


子育て応援情報誌「コトハナ」は2025年春に第11号を発行
子育て応援情報誌「コトハナ」は2025年春に第11号を発行

Webメディアでの子育て関連情報の発信


双葉郡では復興に向けて速いスピードで施設ができたり新しくなったりと、まちがどんどん変化しています。リアルタイムな情報が得られるようにWebサイトでも情報発信をしています。

 

情報誌にも載せている子育てナビの情報(保育施設、医療施設、遊び場、ファミリーサポート事業など)に加え、新しく始まった子育てサービスの紹介や遊び場レポート、双葉郡の子育て家庭のインタビュー、最新の地域イベント情報なども掲載しています。


Webサイトでも地域の情報を発信
Webサイトでも地域の情報を発信

【Q3】移住検討者やすでに移住された方へのメッセージをお願いします。

双葉郡は震災後の課題も多く残っているところですが、子育てをしていると楽しいこと、新しい刺激を日常で感じられます。

 

加えて双葉郡では最近、地域の方々の「子どものために何かしたい」という声をよく聞きます。子どもが遊べる場所を作ったり、子どもと高齢者が交流できるような地域食堂をやりたいという提案があったり、子育てをしている・していないにかかわらず、子育てを自分ごととして考えて活動に携わってくれている方がたくさんいて、地域のあたたかさを感じます。

 

遊び場も充実しているのでぜひ一度遊びに、すでに移住された方はイベントに参加しにいらしてください。


編集後記

子育てを直接「支援」するのではなく、子育てを「応援」するコミュニティをつくりたいというcotohanaさん。子育て中の人同士がつながるのはもちろん、子育てを応援したいという地域の人も巻き込んだコミュニティづくりをしており、地域にしっかり根差して活動している様子が伺えました。子育て中の方も、応援してくれる人と出会えるのは心強いですね。


名称:いわき・双葉の子育て応援コミュニティcotohana

所在地:〒979-1111 福島県双葉郡富岡町小浜字中央295 ふたばタイムス1階

共同代表:鈴木みなみ、小林奈保子

mail:cotohana.net▲gmail.com ▲を@に置き換えてください

WEBサイト:サイトを見る

設立:2019年2月1日

(2025年10月22日取材)

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