人とのつながりを増やして充実した暮らしを
シリーズで、移住後の生活をサポートする団体を紹介しています。
今回は猪苗代町の移住サポーター制度について、猪苗代町地域おこし協力隊の松田恭兵さんと、地域おこし協力隊の前任者で移住サポーターの加藤律樹さんにお話を伺いました。
INDEX

【Q1】移住サポーター制度の紹介をお願いします。
猪苗代町の移住サポーター制度は、地域住民が知見やつながりを活かして、移住された方をサポートするボランティア制度です。2025年4月からスタートしました。生活に関する情報提供や地域案内、相談対応などを通して、移住された方が安心して地域に溶け込めるような環境づくりをしたり、移住促進イベントにゲストとして参加してもらったりしています。2025年10月現在のサポーターは7名。移住者やUターン経験者など、猪苗代町の外で生活した経験がある人が中心です。年代は20~70代と幅広く、NPOを運営されている方や個人で事業をされている方、元大学教授など様々な方がいます。
サポートの対象者は、移住を検討されている方からすでに移住して生活を始めている方まで、広く想定しています。希望される方に対し、まずは猪苗代町役場の担当者がニーズをヒアリングしたうえで、適任のサポーターとのマッチングを行います。マッチングが成立した後は、移住時や移住先での困りごとの相談など、電話やLINEなどで継続的にやり取りが可能です。
これまで町役場が関わるのは移住相談の段階まででしたが、この制度を始めたことにより、移住後もつながりを保ち、継続してサポートできるようになりました。
将来的には各集落に1名ずつサポーターがいる状態にできればと思っています。町役場で把握しきれていない集落ごとの生活上のルールも、各地域のサポーターに教えてもらうことができる、そんな町を目指しています。
【Q2】定住支援の活動内容について教えてください。
今年4月から始めた制度でまだ実績は少ないですが、少しずつ活動の幅を広げています。
暮らしのサポート
地域の食料品スーパーなどの生活圏の案内や、ゴミ出しや町内会についてなど、生活するうえでのルールを案内します。
移住相談で多く話題に上がるのが、冬の雪についてです。雪深い地域なので雪かきは必須ですし、暖房費の負担も大きいです。猪苗代町での冬の生活について、サポーターの実体験をもとにアドバイスします。
人とのつながりを増やすきっかけづくり
現在企画しているのは、移住された方のための交流の場づくりです。移住された方やサポーター、地域で様々な活動をしている方を呼んで、地域とのつながりを増やす機会になればと考えています。
また、猪苗代町は観光業が盛んということもあり、起業したいと移住してくる方も多いです。実際に移住する前に相談を受け、一緒に仕事をすることができそうな事業者の方を紹介したこともあります。
【Q3】移住検討者やすでに移住された方へのメッセージをお願いします。
猪苗代町は磐梯山や猪苗代湖といった雄大な自然に囲まれており、スキーや、湖での水上スポーツ、温泉など、四季を通じてさまざまな楽しみ方ができます。自然に触れながらのびのびと生活でき、公園や教育施設も充実しているため、子育て中の家族連れにも、老後ゆったりと過ごしたいという方にも、安心して生活できる環境が整っています。
この豊かな自然環境は、都市部では味わえない四季の美しさを提供してくれる一方、冬季は雪が多く、雪かきなど生活面での負担は少し覚悟が必要です。それでも、澄んだ空気と温かい地域コミュニティが、きっと新しい生活の支えとなるでしょう。
すでに猪苗代町に移住された方も、「冬の雪のことで少し困っているので誰かに相談したい」「毎日職場と自宅の往復のみなので、職場以外のコミュニティがほしい」「地域ともっとつながりたい」などありましたら、町役場(記事の最後に連絡先を記載しています)に移住サポーターとつながりたいと、お気軽にお問い合わせいただければと思います。地域のいろんな人とつながって、猪苗代町に来てよかったと思えるような生活を送ってほしいです。一緒に猪苗代の魅力ある暮らしを築いていきましょう。
編集後記
取材にて「人とのつながりがないと田舎暮らしは難しい。そこをサポートし合える関係を築いてもらえたら。」とお話を聞きました。移住後の生活でわからないことがあった時に、「この人にまずは相談しよう」と頼れる人がいるのはとても心強いですね。移住された方にはぜひとも利用してほしいと思う制度でした。
猪苗代町 商工観光課
所在地:〒969-3123 福島県 耶麻郡猪苗代町字城南100番地
担当者:松田恭兵
TEL:0242-62-2117
mail:shoukan▲town.inawashiro.fukushima.jp ▲を@に置き換えてください
WEBサイト:サイトを見る
(2025年10月1日取材)









