自分にとって自然な生き方ができる、猪苗代湖畔の暮らし

自分にとって自然な生き方ができる、猪苗代湖畔の暮らし

自分にとって自然な生き方ができる、猪苗代湖畔の暮らし

福島県 猪苗代町 在住 須田茉衣子さん

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profile

大阪府出身。学生時代は京都府、大分県で過ごし、東京都で就職。2021年8月に友人とのゲストハウス事業のために福島県へ。2022年6月に独立し、現在は、キャリアコンサルタントやヨガインストラクターとして活動しています。

自分にとって自然な生き方ができる、猪苗代湖畔の暮らし

志田浜

アウトドア好きにはとても魅力的な土地

今回、取材の場所となったのは「猪苗代湖」の湖畔、「志田浜」。夏休み期間中ということもあり、湖水浴に訪れる大勢の家族連れでにぎわっていました。

「猪苗代湖」は、福島県の中央部に位置する「磐梯朝日国立公園」の中にあり、面積103㎢、最大水深94mの日本で4番目に大きな湖です。国内の湖の中では比較的高地にあり(湖面標高514m)、「磐梯山」を望む美しい眺めにも恵まれ、湖水浴のほか、ウォータースポーツ、キャンプなどを楽しみに年間を通して多くの人が訪れる、福島を代表する観光スポットです。

そんな「猪苗代湖」を有する猪苗代町に移住したのが、須田茉衣子さん。キャリアコンサルタントの仕事と並行して、ヨガインストラクターとしても活動しています。「志田浜」でヨガを教えたり、SUP(Stand Up Paddleboardの略。ボードの上に立ち、パドルをこいで水面を進むウォータースポーツ)の上でヨガをするアクティビティを主催したりすることも。「陸上よりも体幹が鍛えられる『SUPヨガ』は、高いフィットネス効果が期待できるので、幅広い世代に人気があるんですよ」と須田さん。

須田さんは、猪苗代町に移住する前は東京のIT企業で、エンジニア向けのキャリアアドバイザーの仕事をしていました。「人と関わって、その人の人生がよりよい方向に進むようにサポートする、とてもやりがいのある仕事でした」。全社でもトップの成績をとるほど充実していた会社員生活でしたが、仕事があまりにも忙しく、趣味の時間が思うようにとれない日々に次第に違和感を抱くようになったといいます。

そんな時に、先に猪苗代町に移住した友人から「ゲストハウスを共同経営しないか」という誘いを受けました。「もともとアウトドアが好きで、『磐梯山』でスノーボードを満喫した経験もあり、春夏秋冬、どの季節でもアクティビティを楽しめる福島に、魅力とポテンシャルを感じていました。ちょうど、『管理職になるか、ならないか』と自分のキャリアについて悩んでいた時期とも重なり、『福島に移る』という新しい選択肢に、視野が開ける思いでした」。

同じ仕事をしているのに幸福度がまったく違う

須田さんは大阪府出身ですが、中学と高校は京都府、大学は大分県と移り住み、海外留学も経験。住む場所を変えることに、大きな抵抗はなかったといいます。

「キャリア支援のスキルが身について、『フリーランスでもやっていける』という手ごたえが得られたのも、移住を決めた大きな理由です。趣味で始めたヨガでインストラクターの資格を取ったのですが、福島には猪苗代湖もあるので、SUPヨガを学んだ強みも生かせると思いました。

でもそれ以上に、自分自身の幸せを考えた時に、自分の好きな土地を拠点に、趣味や旅行など、自分のやりたいことに向き合う時間をもっと大切にしたいと思ったんです」。

友人を通じて知り合った、地元の人たちとの出会いも大きな動機になったといいます。「みなさん、この地で自分の役割を果たそうと、それぞれのやり方ですごく頑張っているんです。私は頑張っている人が大好きですし、自分もこういう環境なら、今以上に向上心を持って生きていけると感じました」。

そして、2021年8月に猪苗代町に移住。ゲストハウスの仕事と並行して、キャリアコンサルタントとヨガインストラクターの仕事を自分のペースで取り組むことに。福島の大自然の中でワーケーションをした時、「東京にいる時と同じ仕事をしているのに、幸せ度がまったく違う」ことに気づいたといいます。

やることはたくさんあるけれど、好きなことを仕事にして、自分を大切にする暮らし。そこには久しぶりに味わう、心からの充実感がありました。

いろいろな人とつながって、交流の輪を広げていきたい

その後、ゲストハウスの運営から離れ、2022年6月に独立。キャリアコンサルタントとヨガインストラクターの仕事に打ち込み、最近は前職の収入を超え、仕事へのモチベーションがさらに高まったのだそうです。
「猪苗代町で暮らすようになってから、遊びに来た友達によく言われるんです、『顔が明るくなったね』って。きっと、今の私にとって理想的な暮らしができているからかもしれませんね」。

移住して約1年が経過した今、改めてこの地のよさを感じているといいます。「まずとにかく人がすばらしいですね。私は、関西人の気質なのか、初対面の方に対しても距離感が近くて、積極的に話すことが多いのですが、それを『裏表がない』と好意的に受け取っていただけているように思います。また、猪苗代町には私のほかにも移住者が多いのですが、地域全体でおおらかに受け入れてくださっている感じがあります」。

移住にあたっては、福島県の移住支援制度も活用したそうです。「県営住宅を1年間、安く貸してくださる『来てふくしま体験住宅提供事業(制度内容はこちらから)』という制度があったんです。少しでも福島の暮らしに興味があるのなら、試しに住んでみるのがおすすめです。実際に暮らして見えてくることってたくさんありますしね」。

また、東京・有楽町にある福島県の移住談窓口「福が満開、福しま暮らし情報センター(詳細はこちらから)」にもよく通ったのだとか。「有楽町の駅前にあるのでアクセスがよくて便利でしたね。気になることがあるときは気軽に相談しに行けました」。

「今後は、より多くのリピーターさんに来ていただくことが目標です。そして、もっともっといろいろな人とつながって、交流の輪を広げていきたいです。地方暮らしは、都会と比べて不便さもある分、人と人とが助け合って生きていくことが魅力ですから」。

湖と山と人。スキルを活かすワークスタイル。猪苗代湖の湖畔には、須田さんが求める理想の暮らしがありました。

取材を終えて

自分のやりたいことがはっきりしている須田さんは、「人よりも決断は早いほうです」と笑います。好きなことにまっすぐに向かうその人柄が、「猪苗代湖」や「磐梯山」の豊かな自然に包まれてパワーアップしているように感じられ、とてもまぶしく見えました。生きる術を持ち、場所を問わずに働ける人にとって、移住は「住む場所を変える」以上の意味を持つのだと感じました。

(掲載:2022年9月)

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